ホームページなどで住所や電話番号、仕事内容などを明記している不用品回収業者のほとんどは問題ないのですが、一部には悪質な業者もいます。
お互いに気持ちよく取引するためには、依頼する側は、悪質な業者に依頼せずにすむように、事前に知識を得ておくようにしましょう。
この記事では国民生活センターなどに寄せられた実際のトラブルを例に、対策方法をお伝えします。

不用品回収でよくあるトラブル

「無料で回収します」とアナウンスしておきながら、積み込んだあとから、料金を要求されたとか、事前の見積もりの数倍の金額を要求されたなど、料金のトラブルが最も多く見られます。
その他にも約束した時間に来なかったり、搬出の際に壁などに傷がついても弁償してくれなかったリ、ひどい場合は回収した物品を不法投棄されてしまうこともあります。

不用品回収でトラブルがあった事例

①50歳代の女性が「無料で不用品の回収をおこないます」と、アナウンスしながらトラックで巡回している業者を呼び止め、依頼しました。
作業前に、無料であることを確認しましたが、不用品を軽トラックに積み終えたとたんに6万円を請求されました。
話が違うと抗議したものの、「回収代金は無料だが、積み込み料金は発生する」と言われ、仕方なく1万円だけ支払ったところ、「残金は2日後に取りにきます」と言われました。
納得できないのですが、支払わなければいけないでしょうか?

・対策
無許可営業の業者は、ホームページを持っていないことが多く、連絡を取ろうとしても取れないケースがあります。
また、ホームページを開設していても住所や電話番号が記載されていないケースもあるので、連絡が取れないままになってしまいます。
価格の規定はないため、泣き寝入りせざるを得ないことが多いようです。

②60歳の女性が、不用品の処分をしてもらおうと、投げ込みチラシ先の業者に電話をすると「費用は3万円くらい」と言われましたが、作業終了後に30万円を提示されました。
高いとは思ったものの威圧的だったため、仕方なく支払いました。

・対策
投げ込みチラシ等を見て事業者に廃品回収を依頼する場合、チラシに記載されている金額で契約できるとは限りません。
しっかり見積もりを取り、料金だけでなく作業内容も比較検討してから決めましょう。

③ 80歳の母が、巡回していた廃品回収業者にテレビとオルガンの回収を依頼したところ、業者はそれ以外にも小型冷蔵庫やソファ、消火器なども不用品扱いし、勝手にトラックに乗せ「回収費用として5万円」を請求しました。
手元に「1万円しかない」と言うと、「内金として今1万円をもらうので、残りはここへ振り込んで」と言われたものの、高額な請求に納得がいかないと息子の私に相談しました。

・対策
一般廃棄物の収集や運搬は、市区町村に許可を受けた事業者しか行えません。安易に廃品回収業者に処分を依頼すると、トラブルのもとになりやすいので、注意が必要です。
また、テレビは家電リサイクル法の対象となるので、料金が発生します。
粗大ごみや不用品の処分についてわからないことがあれば、市区町村に確認しましょう。

不用品回収でトラブルをさけるには?

2015~2019年の廃品回収に関して、国民生活センターへの相談件数が6594件も寄せられています。相談できないままに泣き寝入りしている人はもっと多いと考えられます。
不用品回収でトラブルをさけるには、市区町村の「一般廃棄物処理業の許可」やその委託を受けているかどうかを確認する必要があります。

まとめ

廃品回収業者とトラブルになるなど、困ったときは、早めに近くの自治体の消費生活センターに相談するようにしましょう。
また、不用品回収をする際は、思いつきでトラックで巡回している業者を呼び止めて依頼するよりは、ネットでホームページ上の内容を確認してから見積もりを取るなど、順序を踏んだ方が間違いがないようです。