大切な人を亡くしたときに、しなければならないことは山ほどありますが、家族がいる場合は、まず遺言書の有無の確認から始めます。
遺品整理士に依頼して現金や土地家屋の権利書、有価証券、貴金属、骨董品などを探し出してもらう方法もありますが、特別疎遠になっている親子関係でなければ、生前にある程度のことは話し合っているはずです。
この記事では遺族が戸惑わないように遺品整理の手順についてお伝えします。

遺品整理をする前に遺族がやっておきたい手続き

悲しみにひたる間もなく、遺族がすぐにやらなければならないことがありますが、さまざまな手続き方法は、覚書として目につきやすいところに貼っておくとよいでしょう。
「そんなことは縁起でもない」と思われるかもしれませんが、死は避けては通れないものです。
できることならスマートにこの世を去っていきたいものです。
老夫婦二人暮らしでどちらかがしっかりしていても、頼られている方が先に逝ってしまうかもしれません。
遠く離れて暮らす子ども供世代も、そうそうあてにはならないものです。
自分の身は自分で始末する覚悟をもっておくことは大事です。

遺品整理をする前に遺族がやっておきたい手続きのリスト

・死亡届を本籍地、または死亡地か届出人の住所地の市区町村役場に提出する。

・火葬許可証交付申請を本籍地または死亡地か届出人の住所地の市区町村役場に提出する。

・健康保険証、高齢受給者証、介護保険被保険者証などの返却を市区町村役場でおこなう。

・厚生年金の手続きを年金事務所でおこなう。

・配偶者や家族が故人の扶養になっていた場合は、住所地の市区町村役場で国民年金や国民健康保険に加入する。

・電気、ガス、水道の契約者の名義変更をおこなう。

・インターネットやスマホ、携帯電話、クレジットカードなどの契約を解約する。

遺品整理の手順について

遺品の整理は、上記の「遺品整理をする前に遺族がやっておきたい手続き」をすませてから、親族が集まる四十九日までに、配偶者や家族でだいたいの遺品の仕分けをおこなっておくようにしましょう。
しかし、住まいが賃貸物件で退去日が急ぐ場合は、葬式の後の初七日の法要を終えてからでも問題はありません。
遺品整理のポイントは、残すものと残さないものの取捨選択です。
故人の遺品を整理する場合は、極力思い出に浸らず、淡々と進めることです。
捨てるものは、不用品回収業者に依頼すると部屋の広さによって適正な価格で処分してもらえます。

遺品整理で残すものリスト

遺品整理は、何を残すべきか処分するべきか迷いがちですが、まずは絶対に残すべきものには次のようなものがあります。
・預金通帳 (通帳に少しずつ残っている場合が多いので、確認しておきましょう)
・有価証券(株券、債券)
・貴金属
・帳簿や書類
・鍵類(どこの鍵か不明なものの中に、貸金庫などの鍵が含まれている場合もあります)
・資産価値が分からないもの (骨董品や書籍、着物、楽器、お茶道具など)
・交友関係の情報 (後々の連絡に必要になることあるので、しばらくは保存しておく)
・手帳や日記 (思い出の品として取りあえずはとっておく)

まとめ

大切な人を無くした時に、やるべきことが多すぎて遺品の整理は後回しになりがちですが、
遺品を何年も置いておくのも考えものです。
故人の思い出が詰まったものは捨てがたいものですが、故人はあの世で「さっぱりと捨ててほしい」と思っているかもしれません。
遺族に体力や気力がない場合は、プロの不用品回収業者に依頼して不用品をの回収してもらいましょう。