遠く離れた親の家などが空き家になった場合、そのままにしておくとゴミを不法投棄されたり、庭木が生い茂り野生の小動物の住みかになるなど環境的にも、衛生的にも問題が発生します。
もし、近隣の住民から市町村に苦情が届いた場合、すみやかに対処する必要があります。
指導や助言に従わずそのままにしておくと強制的に撤去され、その後持ち主に費用が請求されます。

空き家の適正管理を促す法律について

「空き家対策の推進に関する特別措置法」では、次のような状態の空き家物件を「特定空家」として市町村が強制的に取り壊し、費用を持ち主に請求することができます。

・倒壊など著しく保安上危険である
・著しく衛生上有害と考えられる
・著しく景観を損なっている
空き家になった家から遠くに住んでおり、このような状態であることを知らずに放置していて、市町村からの連絡を受けて慌てて対処する例が多いようです。
忙しさに追われてそのままにしておかず、両親の思い出の品などが残っている場合は、早めに仕分けして不用品は処分しましょう。
家の中のものを処分しただけでも害虫などは少なくなりますが、今後も空き家にしておくなら、定期的な管理が必要です。
不用品回収業者に依頼する場合は、害虫駆除や消毒なども含めて見積もりを取ると、予算が立てやすく、一度に片づきます。

空き家の整理や清掃はなるべく早めに対応しましょう

親が亡くなったあと、土地や家屋を相続したものの、維持管理を怠っていると台風などによる家屋の倒壊や不審者の侵入や放火の心配などもあり、近隣にも迷惑がかかります。
空き家になった時点で、家の中を空っぽにして風通しをよくし、庭木などの伐採や雑草をの処理をしましょう。
清掃が自分でおこなえない場合は、不用品の回収とともに空き家の清掃もおこなってくれる業者に頼みましょう。

現代の空き家事情

日本の住宅の7戸に1戸は空き家で、このままでは、2028年には1,700万戸超え、4戸に1戸が空き家になると予測されています。
空き家は「売却用」「賃貸用」「別荘などの二次的住宅」「その他の住宅」の4つに分類されますが、このうち問題になるのが「その他の住宅」です。
空き家になったものの、買い手や借り手を探すわけでもなく、そのまま放置された状態が長引いているのが、国も悩みの種のようです。

空き家の利用法

各自治体が設置している「空家バンク」に登録すると、地域の交流スペースとして利用してくれる場合もあります。
全面寄付の形が多いようですが、将来的に利用することもなく、管理に追われるようなら、地域に貢献するのも一つの方法です。
また、地方の田舎暮らしでもおこなえるインターネットを使った仕事が増え、住む地域を選ばなくなってきたことにより、田舎暮らしを選ぶ若者世代が増えています。
不動産屋さんに相談して、売却や賃貸物件にする方法もあります。
その他にも空き家の活用方法として、貸店舗や貸工房として活用したり、取り壊しの費用はかかりますが、更地にして駐車場として貸す方法もあります。
空き家の 放置期間が長ければ長いほど、空き家の状態が悪くなってしまいます。
特に家の中に物があふれたままだと、カビや害虫などもはびこりやすくなるので、空き家になった時点で、不用品を処分しておくことが大事です。

まとめ

空き家をそのままにしておくと、さまざまなトラブルのもととなります。
相続や税金のことなど個人的な問題もあるでしょうが、もし空き家で事件があったり火災が発生すると、取り返しのつかないことになります。
すでに近隣の住民から市町村に苦情が届いているのなら、すみやかに対処する必要があります。
家の中の不用品は処分し、庭などがある場合は庭木を伐採してすっきりさせましょう。